Amidst the lockdown due to Covid_19 seven storytellers of Purvabhyas Theatre, India has made ‘spreading the joy of stories and…
アシテジ国際児童青少年演劇協会会長 イヴェット・ハーディー 子どもにとって創造的な出会いに遭遇するということ、そして新しい芸術的体験をするということはどういう意味を持つのでしょうか?またどうしてすべての子どもにとってこうした体験が大切なのでしょうか? 先日、偉大なるチェリスト、ヨーヨーマの講演と演奏を聴くという機会に恵まれました。その際、彼は「文化的ホスピタリティー」という言葉を口にしました。芸術には新しい、創造力に富んだ、箱の中から飛び出してくるようなもの、そして主流からは外れてしまっているかもしれない、誰からも聞かれない、無視されてしまうようなものを招き入れる受容能力がある(むしろそれこそが芸術の責務である)と言うのです。また彼は彼自身の見解として、芸術家としての我々の任務は、こうした様々な声や、形式や形態、テクニックなどすべてを、そして我々自身が様々な過程を経る中で変わりうるという事実を、寛容に受け入れることだとも。 彼の話を聞いて思ったのは、ホスト(招く側)とは何か、そしてゲスト(招かれる側)とは何かと言うことでした。そして両方の側にとって最も大切なことは、「聞くこと」であり、既に知っていることや自分が心地よいと思える環境から一歩外に出ようとするその意思であり、違いを受け入れ、祝福することなのだと。 素晴らしいホストとは、どこから来て、どんな経験をしてきたか関係なく、誰しもがアットホームに寛げる場所を提供する人です。訪ねてきた人への純粋な関心をもって、エゴを脇に置く人です。すべての人に可能な限りベストの体験を与えたいと思う人です。そして素晴らしいゲストとは、他者から学びたいと思い、新しい何かに恐れることなく、新たな出会いに対し果てしない好奇心を抱いて来る人です。 こうした相互関係に於いて受容性のある環境では、我々は繋がりを見出し、驚きを見出し、そして深い学びを見出します。我々はこういった出会いを通して変化を築きます。我々は、自分自身の中、そして他者の中に於いて、我々が人間である所以に触れることができるのです。 今こそ芸術が私たちに与える貴重な瞬間です。我々は演劇を実践する芸術家として、子どもそして若者をこうした出会いに招き入れる方法を見つけなければなりません。寛大な精神をもって、我々が観客に耳を傾けて欲しいと思う同様に、観客に耳を傾けたいという思いと共に。 そして、それが実現した時には、我々はお互いどうしのつながりが成長し始めるのを感じることでしょう。共通基盤を見つけ、大きな絵を共有し、洞察の瞬きを得て、「共感」という名の感情の芽生えを感じることでしょう。 今の時代、多くの人々がお互いを避け、国境や空港でお互いから目を逸らし、違う階級、民族、言語、宗教を理由にお互いを拒否しています。そんな時代だからこそ、本来の一体感やつながりといった感覚を提供できるのが、芸術家の役割なのではないでしょうか。それこそがまさに、すべての子どもが必要としていることです (翻訳:大谷賢治郎)
僕は生まれてからずっと両親の真似をして大きくなりました。歩くこと、食べること、喋ること、すべて両親の真似をして覚えたのです。そして物心がついてからは両親に連れられて劇場に行く事を覚えました。劇場は僕にとっては魔法の国でした。劇場に入ってまず最初に目につくのが緞帳です。緞帳の後ろには何があるのかしらと大きな期待を持って開演を待ちました。遂にその幕が上がると、その後ろには装置と照明と衣装で作り上げられた夢の世界がありました。それは現実そっくりに作り上げられたものであったり、現実ではありえないような風景が現れて来るのです。そこでは様々な姿をしたパホーマーが 泣いたり笑ったり、歌ったり踊ったり。そして幕間になると幕の向こう側でドンドン、ガタガタという音が聞こえて来ます。小さな劇場ですと客席の一番前の席からそっと幕をめくって中を覗くことが出来ました。驚いた事に幕の向こう側で大きな舞台装置が回ったり引っ込んだりして瞬く間に情景が変わって行くのです。あとは家に帰って役者の真似をする事です。侍の役が一番好きでした。眉を凛々しく描いて紙で作り、竹光の刀で友達と斬り合いをするのです。中学一年ぐらいには舞台の模型まで作り始めました。回り舞台を作り装置を作 って豆電球で照明を作り、そうして勿論舞台転換も、、、 それがエスカレートして遂にはプロフェッショナルの劇団に入りました。しかし日本では当時まだ、現代劇の演劇学校がなかったので仕方なく古典劇の師匠の所に行って、昔から伝わる演劇のテクニックを学びました。古典劇を学ぶと言う事は全て師匠のモノマネをして師匠そっくりになる様に努力する事です。それでも現代劇を続けているうちにある日、思いもよらず brook のもとで仕事をするチャンスを得ました。最初のレッスンは今までに経験した事のない即興劇でした。即興劇をやれと言われても何をやっていいかわからなかったので日本で習った古典の動きを組み合わせて動き始めました。しかしある日、 Brook から「もう日本の古典演劇の真似をするな」とダメが出ました。そう言われて僕はまるで大海に一人放り出された様な気持ちになりました。頼るものが何もなく、ただあちこちを漂う難破船のようでした。しかしその時、初めて創ると言うことを考え始めたのです。自分の仕事は単に古典演劇の様に過去にあったものを再現するのではなく、自分独自の表現を創り出す事だと気ずきました。そして創るという事は神様の様に無から有を生じる事ではなく以前にあ ったものを模倣しそれを乗り越える事なのです。浮世絵に影響されたゴッホ、アフリカ芸術から自分独特の絵を創り出したピカソ、漢字からヒントを得たミロ。すべて既に存在したものからデヴェロップされたものです。僕のたどった道のりも多分同じだったと思います。観たり聴いたりした演劇の真似をして、それから抜け出そうと努力した人生でした。そしてそれが演劇を通り越して、いかに生きるかという事に繋がって行ったのです。 ヨシ笈田1933 年兵庫県生まれ。文学座、劇団四季を経て、1970 年にピーター・ブルックが設立した国際演劇研究センター(CIRT)に参加。これを機に拠点をパリに移す。75 年、ヨシ・アンド・カンパニーを設立。俳優のみならず演出家としても演劇やオペラで活躍する一方、ヨーロッパ、アメリカ、日本の映画にも多数出演している。主な出演映画作品に『あつもの』『最後の忠臣蔵』『沈黙―サイレンス―』『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』など。舞台作品には『春琴』『豊穣の海』などがある。著書「俳優漂流」(1989 年初版)は 17ヵ国語に翻訳され、世界中の俳優の“バイブル”と評されている。1992 年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエ、2007 年に同オフィシエ、13 年に同コマンドゥールをフランス政府から受勲。
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